社会人留学とはその名の通り、大人になって一度社会に出た後、海外留学することです。
これは非常に勇気がいることです。
何故なら今の仕事、収入、築き上げてきたキャリアが一度中断されてしまうからです。
特に日本は再就職する際に、年齢の影響を無視できません。30代・40代での海外留学のリスクが気になるところです。
30代・40代の社会人留学は遅すぎるのか?
答えはノーです。
これは実際に社会人留学したラビと、知り合いの方の経験からお答えしています。
ラビは社会人留学の間に現地で仕事を見つけ、就労ビザから永住権を取りました。
周りにも移住のきっかけが社会人留学だった方が複数います。30代後半で留学し、40代で正社員として雇われた方も知っています。
特にヨーロッパでは、年齢はそれほどネックになりません。
逆に社会経験があることは評価の対象だよ。
ですので、社会人留学はリスクがあるが、将来につながる結果が出せる可能性は大いにあると考えています。
社会人留学の成功を握るのは、明確な目的意識と事前の準備
どうして今、このタイミングで海外留学するのか。
自分に問いかけてください。
- 今の仕事がつまらないから。
- 何となく海外に憧れがあるから。
- 留学してみたかったから。
- 一度きりの人生だから。
これらは悪い理由ではありません。
漠然とした海外生活への憧れや、現状を変えたいという気持ちは、すでにあなたの中にあるモチベーションの一つだからです。
それはとても大切なものです。
あなたの将来を変えるような決断の一歩を踏み出す、勇気になり得るからです。
でもそれは現状からの逃避であってはいけません。海外に行けば何とかなるだろうでは、時間の無駄遣いです。
日本国内だって引っ越しや転職で新しい環境、人間関係に慣れるには努力とエネルギーを必要とします。それが海外ともなれば尚更です。
その国への社会人留学は、自分の将来の目的を達成するために必要ですか?
- 英語をスキルアップして、外資系や海外とのやり取りするような仕事に就きたい。
- 新しい技術を習得して、事業を立ち上げたい。
- 海外移住の足掛かりにする。
どうして留学したいのか、きちんと説明できますか?
極端な話、今の自分を変えたいから海外に行ってみたいでも構いません。
そこから何かが広がる可能性は、十分にあるとラビは思います。
要は、自分で決断して、そのために動き、どんな結果でも受け入れる心の準備はできているのかということです。
自分で積極的に動くことが成功の鍵
どんな可能性もゼロではないけれど、自分から動かなければ何も起こりません。
ラビの経験や、周りの日本人の方を見て思うのが、海外で何よりも大切なことは積極性です!
英語やその国の言語が話せなくても、興味があることを楽しむ、人に話しかける、何かを伝えようとする人の周りには、色んな人が集まってきて、新しい道が開けていると感じます。
逆に、上手くいかないこと、日本と違って不便なこと、自分の不甲斐なさばかりに目を向けて内にこもってしまっている人は、そこで止まってしまいます。
その理由は誰だって一緒にいるならポジティブで、楽しい気分になれる人といたいからです。
そこに日本人も外国人も関係ありません。
たとえ言葉が通じなくても、一緒にご飯を食べておいしいねと笑顔になり、お酒を飲んで笑いあえば、それで友達になれます。
そして人との出会いは、必ず何かを運んできます。
海外では周りの人がお膳立てしてくれることはありません。
困っていること、怒っていることに気づいてもらおうとしても、自分で情報を発信しなければ伝わりません。察する文化ではないのです。
まとめ 年齢に関係なくチャレンジしてみよう
社会人留学を成功する鍵は、ずばり積極性と人間力です。
年齢は人生経験の豊富さを表す記号です。
自分から人と関わって、拙い言葉でも自分がどんな人間か、何をしたいと思っているのか相手に伝えることが大事です。
現地の知り合いや友達が広がれば広がるほど、情報も、出会いも、チャンスも多くなります。
社会人留学では、あなたは自分がこの先何がしたいのか、何らかのビジョンがあるはずです。
限られた時間を有効に活用するためにも、たくさんの人と出会って、新たな発見を沢山してくださいね。